金劔宮について詳しく教えてください。
こんな声にお応えします。
こちらの記事では石川県白山市にある神社パワースポット「金劔宮」を紹介します。
記事の内容を見ていただくだけで「金劔宮」本来のパワーが理解できますよ。
私は神社の仕事に従事しながら、日々パワースポットについて研究しています。
ハッキリ言っておくと金劔宮は金運の神様ではありません。
間違った知識で参拝してもバチが当たる可能性が高いので十分注意してくださいね。
金劔宮は観光スポットではありません。氏子の皆さんのための神社です。地元の方に迷惑をかけないよう配慮願います。
この記事で分かること
- パワースポット「金劔宮」の概要
- 「金劔宮」のご利益
- 「金劔宮」は金運の神様?
- 「金劔宮」のお守り
- 「金劔宮」のアクセス方法
金劔宮は白山神社の総本山である「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」の近くにあります。
金劔宮の概要(読み方は「きんけんぐう」)
名称 | 金劔宮 |
---|---|
住所 | 石川県 | 白山市鶴来日詰町巳118-5
定休日 | 無し |
社務所 営業時間 | 9:00~12:00 13:00~16:00 ※感染症予防のため 閉所している場合あり |
アクセス (電車) | 北陸鉄道石川線鶴来駅から 徒歩12分 |
後半でも解説しますが、ご利益を最大限受けるには電車での参拝がおすすめです。
白山市にある金劔宮は、白山比咩神社の近くにある神社です。
その名前の由来は、神様が金の剣を使って邪悪な神を退治した伝説から来ています。
- 天津彦火瓊瓊杵尊(あまつひこほのににぎのみこと)
- 菅原道真(すがわらのみちざね)
- 大山咋命(おおやまくいのみこと)
- 少彦名命(すくなびこなのみこと)
- 護国の英霊(ごこくのえいれい)
- 大国主命(おおくにぬしのみこと)
- 猿田毘古神(さるたひこのかみ)
- 彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
などの神様を祀ってあり、商売繁盛や厄除けの神様としても信仰を集めています。
その存在は地元の人々にとって日常生活の一部であり、氏子をお守りするための神社です。
神秘的な雰囲気と歴史的背景が融合した金劔宮は、訪れる者にとって心地よい空間を提供します。
金劔宮の歴史
立派な神馬が勇ましいです。
金劔宮の創建は、約1300年前の奈良時代に遡る。
伝説によれば、当時の皇族が金色の剣を見つけ、その神秘的な力に感動し創建したとされています。
以来、金劔宮は地元の人々に深く信仰され、その発展を見守ってきました。
平安時代には、皇族や貴族たちが金運上昇や商売繁盛を願い参拝し、その名声は全国に広がりました。
江戸時代に入ると、一般の人々も参拝するようになり、金劔宮の地位はさらに高まりました。
現在では、金運の神様として全国から参拝者が訪れ、その歴史と信仰は現代にも引き継がれています。
金劔宮の創建から発展までの歴史は、その神秘と力を物語る証とも言えるでしょう。
金劔宮のアクセス方法
金運の神様として知られる金劔宮は、石川県白山市に位置しています。
具体的な所在地は、石川県白山市鶴来町にある「金劔宮公園」内にあり、自然豊かな環境の中で静かに参拝できます。
アクセス方法は、JR北陸本線の「鶴来駅」が最寄りで、徒歩12分で到着します。
また、駅からバスも運行しており、バス停「金劔宮前」で下車すればすぐです。
金劔宮の駐車場は氏子の方用なので、できるだけ利用を控えましょう。
マナーを守らないとご利益はありません。
こちらが正式な入り口になります。鶴来駅から歩いて12分です。
金劔宮にご利益はあるが金運のパワースポットでは無い!
金劔宮の右隣にある乙剣社が金運のパワースポットとして有名になっていますが、鎮座している神様は「彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)」という天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫なので金運とは関係ありません。
金劔宮は本来は金運の神社ではありませんが、金運のパワースポットとして有名になりました。
なぜなら船井総研の経営コンサルタント【船井幸雄氏】が「金に困ったらこの神社に行くと良い」とバラエティ番組で紹介したからです。(本当に訪れたかどうかは確かではない)
それ以来多くの人が訪れるようになり、有名になりました。
本来は
- 五穀豊穣
- 商売繁盛
- 厄除開運
を司る神ですが、名前に「金」が入ることも手伝って、金運アップを願う人々が訪れます。
このように、金劔宮は金運の神様ではないので注意しましょう。
氏子の方のための神社なので、一般の方は神社に迷惑かけないようにお参りしましょう。
金劔宮は孫正義も訪れたパワースポット
源義経が京から北陸を経て奥州へ落ちのびる旅の途中、金剱宮に立ち寄って、この石に腰をかけて眼下の手取川や平野の風景を眺めていたというものです。
船井総研の船井幸雄氏が紹介して以来、多くの著名人が金劔宮を訪れるようになりました。
ソフトバンクの代表「孫正義」もそのうちの一人です。(本当に訪れたのかどうかは定かではありません)
更に孫正義氏が金劔宮で祈願し成功を収めたことにあやかろうという人が増え、多くの有名人も訪れています。
このように、金劔宮は孫正義も訪れたと噂になるくらいのパワースポットです。
金劔宮が金運の神様とされる理由
金劔宮は金運の神様ではないですが、金運アップの効果があると勘違いされています。
なぜならその祭神である猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)との関連が深いからです。
猿田彦大神は、道案内の神であり、商売繁盛の神としても知られている。
商売繁盛=金運上昇と考えた人がいたため、金運の神様と勘違いされています。
ご利益のある効果的なお参りの方法
金劔宮のパワーを最大限受けるには一番下の入り口から入りましょう。鳥居の前で深く一礼を忘れないように!
金劔宮のパワーを最大限いただくなら、具体的なお参りの方法を知っておくことが大切です。
以下で順番に解説します。
- 鶴来駅で降りる
- 徒歩12分で上記の鳥居に到着
- 鳥居の前で深く一礼(45°)
階段を上るとこちらに出てきます。
左手に歩くと手水舎があるので清めましょう。コロナ対策のためひしゃくはありません。
手水舎で手と口を清めた後、社殿前で二拝二拍手一拝の作法で神様に挨拶をします。
祈願内容は、具体的に「金運アップ」を願うのではなく
- 普段健康で過ごせること
- 仕事が順調なこと
- 家庭が円満なこと
などの日頃の感謝を神様に伝えるのが本来の祈願方法です。
このように、金劔宮からご利益をいただくなら正しい参拝方法を身につけましょう。
金劔宮の御朱印
金劔宮ではもともと御朱印を行っておりましたが、現在は取り扱っておりません。
一般の神社なのに想像を超える人々が参拝に訪れるようになって対応しきれなくなったからです。
氏子の方の仕事の迷惑になるので御朱印を求めるの控えましょう。
金劔宮のお守り
金劔宮は金運の神様ではないので金運のお守り目当てで訪れるのはやめましょう。
まとめ:金劔宮にはご利益はあるが金運の神様ではない
以上、石川のパワースポット「金劔宮」について解説しました。再度確認です。
- 金劔宮は金運アップの神様ではない
- 電車+徒歩+下の鳥居から入るのが正式な参拝方法
- 日頃の感謝を神様に報告することでご利益がある
金劔宮の正しい知識を身に付けた上で参拝しよう。
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